ミキサー車にときめく予定はなかった - 家づくり、思ったより重機界隈だった -
家が発生するところを見ている
家づくりの現場は
意外と萌えポイントが多い
クレーン車が大きな木材を吊り上げれば
「うわ、すご......」と動画を撮り
ミキサー車が生コンを流し込めば
動きがなくなるまで何分でも見ていられる
隣に4歳男児がいたとしても
おそらく私のほうが興奮している
家は完成してからが本番だと思っていた
きれいなキッチンや
選び抜かれた照明
新しい家具が置かれたリビング
家づくりの醍醐味とは
そういう完成後の景色にあるものだと
勝手に思っていた
でも実際に心を奪われたのは
何もなかった土地に線が引かれた日や
鉄筋が規則正しく並んだ姿や
昨日まで空しかなかった場所に
柱が立っていく瞬間だった
図面では一本の線だったものが
現場では大人の背丈よりも大きな木材になり
あんなに巨大なものが
職人さんたちの細かな確認と
迷いのない手つきによって
ぴたりと所定の場所に収まっていく
大きいのに繊細
豪快なのに
気が遠くなるほど緻密
そのギャップがたまらない!!!!!(笑)
そして不思議なことに
見れば見るほど
これらのほとんどが
やがて見えなくなるものだと気づく
きれいな壁の向こう側には
柱も断熱材も配管もある
足元には鉄筋が組まれ
そのさらに下には
丁寧に整えられた地盤がある
けれど家が完成したあと
そこで暮らす人が
それらを目にすることはほとんどない
家づくりには
完成するために見えなくなっていくものが
あまりにも多い
完成した家は
これから何十年も見ることができる
それなのに
柱しかない姿も
断熱材がむき出しの姿も
家の中に空が見えている姿も
ほんの短い間しか見ることができない
だから私は
つくりかけの家を見るたびに
写真を撮りたくなるのかもしれない
重機が好きなだけだと思っていた
でも本当は
昨日まで何もなかった場所に
人が暮らすための空間が
少しずつ現れていくことに
興奮しているのだと思う
線が引かれ
鉄筋が組まれ
柱が立ち
壁ができる
そうしていつか
誰かが「ただいま」と言う場所になる
家は建てるものだと思っていたけれど
その途中を見ていると
少しずつ発生するもののようにも見える
私は家が好きなのだと思っていた
どうやらそれ以上に
家になっていく途中が
好きだったらしい
今日、現場に
ポンプ車とミキサー車が来た
最高であった
ミキサー車から送り出された生コンが
ポンプ車へ渡り
長く伸びたアームの先から
基礎へ流し込まれていく
ただそれだけのことを
私はずっと見ていた
おそらく男児に見せても
同じくらい喜んだと思う
家づくりを始めるまで
ミキサー車にときめく人生になるとは
思っていなかった
そしていま私が待ち遠しいのは
クレーン車が来る
上棟の日である...
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新築工事の上棟を記念して
餅まきを開催します!
日時|9月10日(木)17:00〜
お子さまから大人の方まで
どなたでもご参加いただけます𓂃 𓈒𓏸
ぜひ袋を持って
遊びにいらしてください☺️
皆さまのお越しを
お待ちしております!
